・・・

拒否する私を、

丸め込むような形で、

淳の家に転がり込んだ。

・・・

淳は、楓や拓哉の為に、

私を好きだと嘘をつき、

私を物にするというむちゃぶりな

言いつけを守るべく、

私をここに監禁した。

・・・

でも、

斎藤は合鍵を置いていく。

・・・

好きな時に、好きな所へいけばいい。

監禁なんてする理由もないし、

そう言う趣味もない。

ここから逃げ出したければ、

そうしてくれても構わない。

ただ、オレは本気で圭子が好きだ。

その事だけはわかっておいてくれ。

・・・

この家に来て、

最初に言われた言葉。