そう言って指しだしたのは、

ペアの航空チケット。

・・・

そして、言った先の宿泊ホテル名。

2泊三日。

・・・

「これだけの休みしか

調整できませんでした。

お許しください・・・」

神田と斎藤が頭を下げた。

・・・

オレと楓は顔を見合わせ、

楓が言った。

・・・

「わざわざありがとうございます。

2人ともお忙しいのに・・・」

・・・

楓の言葉に、

斎藤が首を振った。

・・・

「こんな事しかできません。

せっかくだから海外も考えたのですが、

何分日にちが短いので、

国内で・・・

鹿児島の指宿ってご存知ですか?」