『…なんで何で先輩が、お前の家に来んの!?』

「んー…ぁ、あ!うん。えっとあれだよ。部活の話だよ!」



敦也の疑いの眼差しが痛い…


『嘘だろ?んで…本当は何なんだよ?』

「敦也には関係ないじゃん!いいから帰ってよ!」

『おまっ…!関係ないっ《ピンポーーン》

「あっ!やばっ。先輩来たじゃん!早く帰って!」




私は敦也を無理やり引っ張ってベランダに出した。

そしてカチャっと鍵を閉めた



『《ドンドンドン!》開けろ!菜月!』



敦也が窓を叩く音がする。

私はそれを無視してカーテンを閉め、
階段を降りて玄関にむかった___