「…どうも。(あぁこの人…)」


とても愛想のいい笑顔
とても上手に“仮面”をかぶっている

この人は、周りの人を信じてないんだな



まぁ、俺には関係ないことだし、どうでもいいけど





「僕の名前は、名取 慶真―ナトリ ケイマ―といいます。この学校の副会長をしています。」


軽く会釈をして自己紹介をされる

俺も返さなきゃな


「俺は(確か)木之瀬 黎―キノセ レイ―(だったよなこの学校での名前は)」





「では、木之瀬さん。理事長室へ案内しますので、ついてきてください。」




それから、軽く言葉は交わすが、ほとんど無言状態で理事長室へと向かった