男性陣は休憩することなく、縁側経由で寒い庭へ飛び出した。
蓮流と緑涼が倉庫へコンロを取りに行っている間に、禮漸と火燐は結界を張るスペースを話し合い。
「おい、準備できてるか?」
風燕は、キッチンに来るなり椿にそう声をかけ、準備状況を確認。
「お酒これくらいで足りるかな?」
「多分ダメだな。禮漸が飲むと思うから(笑)」
「わかったもう少し用意しとくね。」
「あっ、豚汁じゃん!」
風燕は豚汁を見るなり大喜び。顔が早く食べたいという気持ちをものがたり始める。
「あったまるかなって思って。初めて作ったから自信ないけど(笑)」
「じゃ、俺が味見してやる!」
そういうと、棚から小皿を取り出し、そこに豚汁をそそぎ、静かに口の中へ・・・。