「これならどうだべ?」


緑涼は、ダンボールを手に禮漸の部屋に帰ってきた。


「これにつめるべ!」


そういうと、緑涼はダンボールに雑誌をつめると、その上に普通の本などを置いてダンボールを閉めた。


「一通り掃除が終わったら外に出そう。」
「了解です。ありがとうございます。」
「いやいや。1つ2つ持ってたっておかしくないべや(笑)」
「ははは・・・(笑)」


禮漸はその箱を部屋の隅に運ぶ。緑涼はその間にゆっくり部屋を後にした。