緑涼は、ある一室に隠れるように入っていく。そこは仮眠室。病院関係者が休憩のために使う部屋。禮漸は、仮眠室と書かれたプレートのすぐ真下に座って緑涼が出てくるのを待つことにした。 ガラガラ・・・ 禮漸は、ドアが開く音と同時に立ち上がる。そこにいたのはスーツ姿で刀を右手に持った緑涼の姿だった。