「さっき、火燐達にも連絡したから次期に来ると思う。」
「みんな元気になってよかったべ。」
「本当だ。一時はどうなることかと思った。」
「私、どれくらい寝てたんですか?」
「う~ん・・・2週間ぐらいか、風燕?」
「そのくらいだな。」
自分が眠っていた時に起きたこと、その間のことを緑涼や風燕から聞くと椿の眼からは涙がぽろぽろ流れ出す。それにびっくりした風燕と緑涼は、どうしていいのかわからなくなりおどおどし始める。
「なした?なした、椿?」
「いきなり泣くな!訳わかんねぇだろ!」
「だって・・・だって・・・うれしかったんだもん(泣)」
「何が?」
「みんな、私を助けて・・・くれたから(泣)」
「「家族なんだから当たり前だべや!!」」
彼らの顔と言葉が一致していない。言葉は怒っているのに眼は笑っていた・・・。