「緑涼だけか?」
「んだ。椿や禮漸達は参加させない。何があるか分からないし、おらなりの大人の対応はするけど、どこまでもつか今は解んねぇ。だから同席させたくねぇ。」
凛香は少し悩みながら「わかった。」とほっとした表情でそういった。
「お前も、初めて会ったときより大人になったな。」
「おらは、みんなの親父なんで。」
お互い少し笑うと、凛香は診察に戻っていった。
「何話してたんだ、緑涼?」
「うん?いろいろな。」
緑涼は、風燕にそう答えるとニコニコしながら部屋のドアを閉めた。
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