「いた!あそこ!」

「行くぞ~~~~~~~~~~~~~~!!!」



「「「「「「せ~の!!」」」」」



その声が聞こえた瞬間、椿の身体は勢いよく水面へと上がっていく。椿が声の方向へ視線を合わせるとそこには沢山の黒猫が大きな扇子を上下に振っていた。
再び水面のほうへ視線を向けた時、椿の視界は真っ白になった。

何も見えないくらいの白に・・・