処置室のでは、心電計のピッピという音と沢山の足音が響いている。凛香は処置の準備に当たった妖怪達に状態を確認していたその時だった・・・



「先生!心拍、脈拍ともに低下しています!」


声の先にいた急患は、椿だった。
凛香はすぐに椿のところに駆け寄り、妖怪達に薬や処置の指示を出しながら、心臓マッサージに入る。



「戻って来い!椿!まだ死ぬな!戻って来い!!」



そういいながら、ただひたすら心臓を押し続ける。


ただひたすら・・・