「凛香!」
「風燕!椿はどこじゃ!」
「こっち!」


凛香達は土足のまま家に上がり、2階へ・・・

「応急処置は?」
「今、薬湯飲ませてる。」
「体温の低下も防いでるな。」
「俺と火燐で何とか。火燐も念を使いすぎてダウンした。」
「こっちも運んだほうがいいようじゃな。禮漸、すこし左によってくれるか?」

「わ、わかった。」

凛香は、バックから注射器と小さな小瓶を取り出した。中の透明な液体を注射器の中に入れ、椿に注入していく。