緑涼は、電話を切ると玄関に向かって歩こうとしていた。そこに風燕が福寿草と柘榴を抱えて帰って来た。
「風燕・・・お前・・・」
「何つったってだよ!薬湯は俺が作るから、タオル持って椿の部屋行ってくれ!体起こした方がいいと思うから起こしといて!」
「わかった!」
「あと、椿の部屋に火燐がいると思うから、椿の手足に火珠(かじゅ)付けて暖めろって言っといて!」
「了解!」
緑涼は、急いで2階に上がると、椿の部屋に行き火燐に伝言を伝える。その後すぐに部屋の箪笥からタオルを出すと、椿の部屋に行き、椿の体を起こす。
火燐は、胸元から数珠を出すと、それを手の中に握り締め何かを口ずさむ。すると、火燐の手の中で数珠は紅くなり、熱を帯びていく。
「よし!」
火燐はそう言った瞬間に数珠を引き千切り、椿の両手足にくくり付けていく。
「椿、大丈夫だからな。」
緑涼は、ぐったりとした椿の肩を支えながら話しかけていく。その横で火燐が数珠の火が消えないように右手を握り念を送り続けていく。
「風燕・・・お前・・・」
「何つったってだよ!薬湯は俺が作るから、タオル持って椿の部屋行ってくれ!体起こした方がいいと思うから起こしといて!」
「わかった!」
「あと、椿の部屋に火燐がいると思うから、椿の手足に火珠(かじゅ)付けて暖めろって言っといて!」
「了解!」
緑涼は、急いで2階に上がると、椿の部屋に行き火燐に伝言を伝える。その後すぐに部屋の箪笥からタオルを出すと、椿の部屋に行き、椿の体を起こす。
火燐は、胸元から数珠を出すと、それを手の中に握り締め何かを口ずさむ。すると、火燐の手の中で数珠は紅くなり、熱を帯びていく。
「よし!」
火燐はそう言った瞬間に数珠を引き千切り、椿の両手足にくくり付けていく。
「椿、大丈夫だからな。」
緑涼は、ぐったりとした椿の肩を支えながら話しかけていく。その横で火燐が数珠の火が消えないように右手を握り念を送り続けていく。