「凜香だめだった。すぐ来てくれ!椿が、椿が!」


緑涼の電話を凜香は、冷静に聞き入れようと気持ちを落ち着かせる。

「緑涼、とにかく落ち着け。椿が何時ぐらいに薬を飲んだのか判るか?」
「分からない。もしかしたら俺が渡してすぐ飲んだかもしれない。」
「渡したの何時ぐらいだ?」
「朝10時頃だ。凜香、俺、俺どうしたら・・・」
「落ち着け緑涼!いいか!今から救急部隊と一緒にそっちに向かう。それまでにお前らにやって欲しいことがある。」

緑涼は、電話の横にある紙束にメモしていく・・・