「も~!火燐さん!」
「あと少しだから!」


どんどん暗くなる景色

深い緑の空間を先へと進む火燐と椿。すると次の瞬間、空気が冷たく、乾いたものへと変化していく…



「見っけた!」



火燐と椿の前に立ち塞がった蓮流。周りの空気は、蓮流が術で凍らせたものだった。


「ダメですよ!早く帰らないと緑涼さんが…」

「い・や・だ・べや!」

火燐は、自分と椿の周囲を火の海にすると、周囲の氷を溶かす。

そして・・・


「じゃ(笑)」


そういいながら、蓮流の横をすり抜けていった火燐。蓮流も追いかけていこうとするが、炎のせいで体が乾燥し力がでなくなっていた…