(11・3 AM6:59)
朝食を済ますと、玄関で“ちゃんと人間になれているか”をチェックして家を出た。
バスに乗ること数十分、椿達は目的の駅に降りると今度は電車に乗り換え。火燐と蓮流は電車からの風景にかじりつき、その横で風燕が立ったまま読書タイム。その様子を椿と緑涼、禮漸が椅子に座りながら見つめていた。
電車に乗ること数十分、やっと、大学の最寄り駅に到着。多くの人が行き交う駅舎を出ると、そこには大きなロータリーが広がっていた。
その場所を出て、まっすぐな道をみんなで歩く。のどかな住宅街をひたすら歩く。すると、椿達の視界に大きな門が現れた。
「やっとついた。」
少し息を切らしながら、椿達は校内に入っていった・・・。