次の日 朝4時起床。外はまだ暗く、肌寒い。正嗣は、動きやすい服に着替え、部屋の外に置かれえていた朝食に手をつけようとしたが・・・ 「おにぎり2個と味噌汁とたくあん・・・。よし!」 正嗣は味噌汁にだけ手をつけると、おにぎりとたくあんをラップに包み、水筒やカメラなどと一緒にそのままリュックの中に入れてしまった。 「じゃ、行くか。」 正嗣はそうつぶやくと、大きなリュックを右肩に背負い部屋を後にした・・・。