「さ、ジュース飲もう!」 蓮流はニコっと笑いながら椿に声をかけ、氷をコップの中に入れていく。緑涼は何も気にすることなくコップにブドウジュースを注ぐ。 「なした?椿?」 「あっ・・・すごいなって思って。」 椿は驚きを隠せない声でそうつぶやくと、緑涼からジュースを受け取った。ぶどうジュースは、氷とそこに差し込む日の光できらきらと光を放った不思議な物のように椿の目には映っていた・・・。