「ただいま~。」
「もう大丈夫だべか?」

椿と火燐は、ドアを開けるなりそういうとベットルームのほうから「だいぶよくなったよ。」という蓮流の声と「なんかうまそうな匂いする。」という風燕の声が聴こえてきた。

「その声ならもう大丈夫だべな。みんなでご飯かって来たから食べるべ!!」

緑涼は、椿と火燐の背中を押しながらへやに入る。そして、テーブルにどさっと袋を置いて、中身を確認していった。

「うわ~!!これ、すんげー食べたかった飯だ!」
「んだ。そうだと思って、椿と火燐とおらで買ってきた。」
「やった!」

お目当ての料理があり、テンションが上がる風燕。
その横では・・・

「これもおいしそう。」
「みんなで食い倒れしちゃいましょう!」
「あっ!麺延びてるべや・・・。」
「仕方ないね(笑)」
「おっ、酒もある(笑)」
「この土地の地酒らしいです。」
「よし、飲もう。」

麺が延びてしまってテンションが下がる火燐を尻目に、料理や酒を前にテンションが上がる蓮流と禮漸。



しかし・・・