部屋に着くと、緑涼が風燕に肩を貸しながらトイレから出てきた。
「さっきからずっと、吐いてばっかりだべ(笑)」
「そうなんすか(笑)」
そういいながら、禮漸にムカつき止めの入った瓶を渡す。
「さっさと飲んで、寝てろ。」
「はいはい。」
その間に椿が、蓮流にムカつき止めの瓶を渡していた。
蓮流はその瓶のふたを開け、一気に飲み干すと・・・
「これ、本当に二日酔いの薬?」
と椿に確認する。椿は「そうだけど。」と少し不思議そうな顔をしながら答えると「ふ~ん・・・すごく飲みやすい。」といってニコッと微笑むと「おやすみ~」といってベットで眠ってしまった。
一方隣のベットでは、緑涼が風燕を運び「寝ろ(怒)」といって無理やり寝かせていた・・・。