その頃コンビにでは・・・

「お姉さん一人?」
「今からどっか行きません?」

「え・・・あの・・・。」

知らない男たちに絡まれていた。その光景を見た禮漸は、彼らの後ろから椿を呼びながら彼らと椿の間に割って入った。

「友達?」
「ううん。」
「そっか・・・うちの子に何か用ですか?」

禮漸の少しきつい口調と鋭い眼に男達はたじろぎ、すばやい動きで店を出て行った。


「やっぱりな。後を追ってよかった。」


ほっとした禮漸の顔を見て「ありがとう。」と椿は伝えた。
酔い止めやアイスクリームやらを買って禮漸と椿はコンビニを出る。