翌朝

「準備できてるか?」

緑涼が、Tシャツの上にジャケットを着ながらみんなに呼びかける。

「私は出来たけど・・・。」

椿の少しいいにくそうな口調に緑涼は「けど?」と聞き返す。



「え・・・と・・・。」
「いいなさい、椿(怒)」



「・・・二日酔いの方がいます。」


椿が指差す方向には、明らかに顔色の悪い風燕と蓮流が・・・。


「わ、私、コンビニで酔い止め買ってくるね!」


椿は、財布を持ってさっと部屋を飛び出した。

「俺も、行ってきます。」
「すまんな・・・頼む。」


禮漸も椿の後を追うように部屋を飛び出した。


「俺も・・・」
「お前はここにいろ!」
「わかったべ。」


火燐は、緑涼と一緒に部屋で待機。椿達が帰ってくるまでの間、風燕と蓮流の看護に当たることに・・・