椿が風呂から上がると、テレビの音声が聞こえてくる。
しかし、どう考えても椿が聴くには苦しい声ばかりが聴こえてくる・・・。


「何見てんだお前ら~!!」


緑涼も大きな怒鳴り声が聞こえて数秒後、テレビの音が部屋から消えた。椿はホッとしながらテレビがあるその部屋のドアを開けた・・・。


「お、お帰り、椿。」
「じゃ、さっきの店で買った酒やつまみで飲みなおしますか!」


焦る緑涼と禮漸、その様子を不思議そうに見つめる火燐と風燕。そんなことも気にせず、飲みの準備をする蓮流。椿は、さっきの事を心の中にしまっておこうと思いながら、蓮流と一緒に準備を始めた。