ホテルのエレベーターは部屋のある25階にたどり着いた。スタッフの後についてみんなでとことこと部屋に向う。


「こちらのお部屋でございます。」


部屋のドアが開いた瞬間、外の夜景が椿達を出迎えた。
中に入ると、スタッフが壁のように見えた白いドアを開ける。そこには隣の部屋が・・・。



「み・・・緑涼さん・・・。」


「隣の部屋もつなげて使える部屋にしてもらったべ。これでみんな一緒の部屋
だ!」



コネクティングルーム・・・驚く椿を尻目に、火燐はベットに飛び乗り、蓮流は風呂に入ろうと服を脱ぎ始める。風燕は備え付けてあったテレビを勝手につけ、禮漸は窓を全開にしてキセルで一服しはじめた。


「「ご・・・ご迷惑おかけします(?)」」

椿と緑涼がスタッフにそろって頭を下げると「ご・・・ごゆっくりおくつろぎください。」戸惑いながら、スタッフは部屋を出てった。


「お前達・・・。」


テンションが上がってしまってる彼らを緑涼と椿は、ただなだめることしか出来なかった・・・。