「あれ、椿?」

そこに、トイレから戻ってきた禮漸が椿にあることを確認した。

「火燐と蓮流は?」

「え・・・?」

椿と風燕はさっと後ろを向いた。さっきまでそこでお菓子を食べていた彼らが居ない・・・。

「あいつら・・・」
「どこいったんだろ・・・」
「迷子決定だな(笑)」

そんな話をしているときだった・・・



「お客様!困ります!」



ホテルのスタッフの声がフロントに響き渡る。椿たちがその先に眼をやると・・・

火燐と蓮流が中庭の噴水に足を突っ込んで遊んでいた!

驚いた禮漸は、すぐさま彼らを回収。ホテルのスタッフにひたすら頭を下げていた。

その時、緑涼もフロントスタッフに謝罪していた・・・。