「まったく・・・昔からこうじゃ。世話がやける・・・。」
凛香は、縁側に座ると、手帳を開け、中から小さな紙を取り出す。そこにはある店の住所が書かれていた。
そんな凛香の足元に小さな尻尾が2本付いた黒猫がとことこと歩いて来る。
「“Café de Cocoa”ね~・・・本当にここにいるんだな?月見。」
すると、その猫は人の形に変化する。黒いシャツに白いネクタイをしたミニスカートの女の子が凛香を見つめながら・・・
「間違いないもん!私、凛香に嘘ついたことある?(怒)」
と少し怒りながら突っかかってきた。
「はいはい、私に嘘ついたことないですね(呆)」
「でしょ?猫のネットワーク舐めないでね(笑)」
月見は、にこっと笑うと凛香の横に座る。