「で、椿・・・。」

風燕が不機嫌そうに声をかける。

「何ですか?」
「氷・・・忘れてねぇか?」
「あ・・・」

キッチンから氷を持ってくるのを忘れた椿。それに気づいて慌ててキッチンに行こうとしたその時・・・

「椿ちゃん!」

後ろから蓮流に声をかけられる。

「氷はいいから、確か、キッチンに大きなボールがあったと思う。それと冷蔵庫のミネラルウォーター持ってきて。」

「わ・・・わかった・・・」

椿は、不思議に思いながらキッチンへと向かっていった・・・