でも、もう美佐子は目を覚まさない。


顔を触っても冷たい。


息する音もしない。




「俺が・・・俺が生きているから・・・こんなことになるんだ・・・。」




正嗣は、自分を責め始めた。




ずっと・・・




ずっと・・・