その日の晩

椿と正嗣は美佐子の前で食事を取ったが、椿は正嗣のことを見ようともしない。

雰囲気も最悪。


美佐子の死とともに、春河家は崩壊してしまっていた。


無言のまま食事は続き、椿は、食べ終わると自分の食器をキッチンに持っていく。

そして、何も言わずに部屋を戻ってしまった。