あ~、よかった!



今だけは、邪魔されるわけにはいかないよ。



だって……今日このタイミングを逃したら、またズルズル付き合うことになりそうだから……。



自販機の陰に隠れてると、後ろから背中を叩かれた。



「キャアッ!!」



思わず大きな声をあげて振りむくと、そこにいたのはタクトくんだった。









「葉月ちゃん、こんなとこでなにしてるの?」



「ビックリした~。タクトくん、驚かさないでよ!」