入学式であたしが白丸先輩に、一目ボレしたことが始まりだった。


憧れの白丸先輩と知り合えて、さらに急に付き合えることになって、浮かれてた。



最初は、ただ一緒にいるだけでドキドキして、



放課後に図書で会えることが、ホントに嬉しかった。



それが……


白丸先輩と一緒にいると、少し疲れるようになってきたのは、いつからだっけ……。







「なー。バーベキューのとき、ジュースおごって」



「へっ!? う……うん、いいよ」


「2本な?」


藤くんはニヤニヤしてるけど、あたしはその笑顔の意味が理解できてない。