……ああ、ダメだ。



足が痛いし、呼吸が続かない。



「凛……また止まってもいいかな。あたしって根性ナイな……」



苦笑いしながら地面にへたりこむと、凛はすぐにあたしのとなりに座った。



「そんなことナイよ~! 座るだけでいいなら、何回でも付き合うよ!」



「ありがと……」



一緒に座ってると、少し遠くの方から女子のキャーキャー言う声が聞こえてきた。







……何事!?



「あっ、翔だ! 相変わらず女の子いっぱい連れてるわね~。そうだ、翔に一緒に上ってもらおーよ」



えっ!!