「葉月さん……。一応、友達は選んだ方がいいと思うよ?」



「……えっ?」



「さっき一緒にいた……。ああいう派手な子と友達だなんて意外だな」



「凛は、見た目は派手だけど、すごくいい子なんです!」



「……そうなんだ?ま、この話はまたにしよう。

今からここで、昨日貸した本でも読む?それとも、俺が勉強みようか?」



「ええっ!白丸先輩に勉強教えてもらうだなんて、そんなことできないです!」



「いいよ、別に。俺も1年生の教科の復習でもしようかな」



うわぁ……優しい!



凛のことを誤解されたままなのは悔しいけど、きっと白丸先輩ならわかってくれるよね。



そのうち……また、話してみよう。