「さっきは突然声かけてすみませんでした……お邪魔じゃなかったですか?」


「ああ……生徒会のメンバーなんだ。別にいいよ」


ホッとしたけど、さっき一緒にいた女の人のことが、かなり気になる。



「あの……一緒にいた女の人もですか?」



「そうだよ。俺と同じ3年で、副会長の涼風さん。またそのうち会うだろうし、今度は紹介するから」




『紹介する』って言われて嬉しいはずなのに、なんだか胸のモヤモヤがとれない。









副会長……かぁ。



素敵な人だったし、副会長だと白丸先輩と一緒に仕事することも、きっと多いんだよね。



ボーっとしてたら、白丸先輩があたしを軽くニラんできた。