「白丸くんの知り合い?」


「ああ……ちょっとね」


白丸先輩は、あたしとのことを隠したいのか、なんだか濁してる。


ここで紹介されたら嬉しいなって思ってただけに、ちょっとショック……。


「オススメの本を紹介することになってたんだ。じゃ、行こうか」


白丸先輩はあたしに手招きすると、図書館の中へと入っていった。







「うわー、なんで隠すんだろ。感じ悪~い!」


凛の言葉にあたしがびっくりだよ!


あたしはその場にいる人たちに頭を下げて、急いで凛の腕を引っ張って、図書館に入った。