「今から白丸先輩に会いに行くんだ……図書館で待ち合わせしてて」


「えーっ、そうなの!?いいなぁ。……あれっ、白丸先輩だ!」


「えっ!?」


靴に履きかえて校舎を出たところで、凛が図書館の入り口を指差した。


凛の指差す方向には、確かに白丸先輩がいる。








「生徒会長~っ!」


ウソッ!!


凛は大きな声を出して、白丸先輩に手を振ってる。


「やっ……ちょっ、やめて!」



「なんで~?いいじゃん。あたし、葉月の友達でーす」


凛~!