「それが……付き合ったばっかりで、まだよく知らないんだ」


「へぇ、そんなんでよく付き合えたな」


……そうだよね。


冷静になって考えると、あたしもそう思う。


けど、昨日はなんかそーいうことになっちゃって。


断れなかった?


ううん、あたしも嬉しかった。


だけど、確実に舞いあがってた。


まさか……生徒会長が、あたしのカレシになるなんて、思ってもみなかったし。



「オンナの考えることは、よくわかんねーな……」



藤くんはそう呟くと、近くにいた他の男子と話し始めた。









あたし……


もっと白丸先輩のことが知りたい。


今度藤くんに聞かれたときは、ちゃんと説明できるように、なってたいな……。