そのままバスに揺られ、学園前に到着した。



バスを降りると、藤くんはあたしを追いぬいてさっさと歩いて行ってしまった。



……だよね。



一緒に行くとか、ありえないし。



バスの中で、ちょこっと話しただけだもんね。










教室に到着すると、凛とタクトくんが藤くんの机を囲んでる。



あたしが席に着くと、凛が声をかけてきた。



「葉月~、おっはよ」



「おはよ」