そのとたん、
何故か切なく感じてきた。
本当に私を追ってきてくれてたのなら...

「ねぇ、」

「んー?」

「一回しか言わないからね。」

「分かったよ」

唾をゴクンッと飲み、
勇気を振り絞って言った。

「ありがとう」