走り出してから20分はした。

「ねー、どこ行くの？」

また、答えない。

そして、バイクが止まり、愛斗が降りた.

「ここ、俺の地元。」

そしたらある公園に行った。
誰も居なくて真っ暗だった。

「良くここで色んな奴とバカしたんだよね。」

「爆竹や煙草吸ったり、警察と鬼ごっこもしたな～」

「楽しそうだね。」

「けどな、ある奴が大麻を持ってきたんだよ。」

「ふーん。」

「そいつ、大麻を吸いすぎて死んだんだ。」

ぁーあ、もしあそこで貰ってたらうちも死んだのかな。

「だから千奈にだけはやってほしくねーんだよ。だからあんな奴等と絡むなよ、」

「はーい。」

沈黙が少しあったあと、
愛斗が、口を開き出した。

「千奈って誕生日いつ？」

「10月18日。あと少しだよ。」

「ﾏﾁﾞで？オレと同じ。」

へー、何か...スゴい。

「運命だな、これは」

「バーカ」

「千奈にバカとか言われたくねーな」

「ぢゃあ、カバ」

「おこちゃま～」

もー、
私達はたわいのない会話をした。
まるで前から知ってたかのように。。。



ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

家のドアを開けようとしたら中からロックされてて開けられない。

「はーい。」

「千奈だよ。」

ドアを開けた瞬間、いつもとは違う母の顔があった。
化粧をしていてまともな服を着てた。

「千奈、私があいつとは離婚してんのわかってんよね？」

私は初めて聞いた。
ｹﾄﾞここで初めてと答えたら面倒だから首を縦に振った。

「再婚するわよ、」

は？
冗談やめてくんない？

「これからその相手の人がくるから千奈もさっさと着替えなさい。」

「やだ。」

「何いってんの、じゃなきゃ、殴るわよ。」

私は頭の中で何かが切れた、
そのとたん、私は皿を母に投げつけた。

「あんたって子は....せっかく綺麗にしたのに何をしてんの！！」

「黙れっ!!!!!!」

私は制服に着替え、家のドアを強く閉めた。


取り敢えず、由奈が待ってる学校に向かった。
川原沿いにあるいてた
かなりの遠回りだけど。

そしたら目の前で一人の男の子が転びだした。

ｳﾜｰﾝ、ｳﾜｰﾝ

「大丈夫？」

私が聞くとその子は一瞬で泣き止んで立ち出した。

「ありがとぉ、お姉ちゃん！」

「はいはい。」

「お礼にこれあげる！」

男の子が私にてわたしたのは一輪の花だった。

「何の花？」

「分かんない！お兄ちゃんから貰ったんだ！」

この男の子、どんだけ知らない奴等と絡んでんだよ。

「ありがとぉね、ぢゃあ学校行くわ」

「バイバイ！」

男の子は元気いっぱいに手を振り、私を送り出してくれた。

そしてなん分か歩き続けてようやく学校にたどり着いた。