そのあとはお互い愚痴をいいあって、てきとーに解散。



「…………凛?」



「ん?なに?」



ほろ酔いで、すごくいい気分。



「おめでと」



「へ?」



間抜けに聞くと、美咲は女の私でも惚れてしまうような笑みを返した。



何の事か聞き返そうと思い口を開いたら、ちょうど来たタクシーに押し込まれてしまった。



「ちょ、美咲!?」



「いいから。じゃあまた休暇明けにね



―――――――――」



「っ!?!?!?」



ひとり驚きで言葉がでない私をよそに、タクシーは私の……私達の家にむかっていった。