打ち上げにはほぼ全員が参加した。

2次会のカラオケには男子5人、女子6人という少人数。

しかし、その中に君はいた。


「リズム取るの苦手なんだよね」
と言いつつ友達にマイクを渡された君。

言った通りずれていて上手いとは言えなかったけど、皆の歌を聞いてるときの笑顔を見て、歌が好きなんだな、と新たな一面を知った。


僕の歌った歌は少しマイナーだったのに、君は知っていた。

君との共有点を見つけたみたいで嬉しかった。