「よ、呼んでみただけ…。」 「呼んでみただけかよ。かわいいな…。」 その最高の褒め言葉によって、またしてもみるみるうちにあたしの顔は赤くなっていく。 「ふっ。真っ赤だな。」 そう言って、蓮くんはあたしの頬に優しく触れた。 「れ、蓮くんがそんなこと言うから…。」 「また、”蓮くん”になってんだけど。」