「じゃあ、どうしたら離してくれる…?」 「んー…。」 蓮くんはどうしようか悩んでいた。 こんな状況のときでさえも蓮くんの悩んでいる姿をかっこいいと思ってしまう。 「じゃあ、蓮って呼んで。」 「へ!?」 「またそのまぬけな声かよ。」 蓮くんは小さく笑った。