あれから1週間―

ほぼ毎日ローズは僕のところへやって来た。
村人に見つかってはローズにとばっちりがきてしまうと言い薄暗い森深くに行こうと言うと、ローズは少し悲しい顔をしていた。

この何日かでローズのことを少しずつ知っていった。
現在17歳、村には最近越してきたらしい。
僕はみんなの除け者だから知らなかった外の世界を沢山教えてくれた。だから僕も長けた一人遊びを←沢山教えていった。
ローズは僕のすべてになった。

ローズさえいればそれでいい―


『ねぇ、狼さん?』

チクチクとお互いにお互いのぬいぐるみを作っているときだった。←てか僕ぬいぐるみ作りすぎ?

『なに???』
僕は笑顔で答えた。

『狼さんのお母さんとお父さんはどこにいるの???』

『あぁ、僕親いないんだよね、多分。しいて言うなら森が親かな!!』
と冗談まじりにいった。

『そうだったの,,,?』
と、ローズはしゅんとしてしまった。
はっと思った。僕は生まれたときから親をしらないし、まぁそんなに欲しいともおもってないから軽く言ったけどローズは心が綺麗だから← 僕とは違うから!悪いと思ったのか、と。

『気をつかわないで。全然いいんだ。親がいなくても。今、ローズがいるから僕は幸せ。』

と言うとローズはうつむいた。
『私も幸せ。』
とポソリ言って。顔を少し赤らめた。