「ごちそーさま」
「じゃぁ教室戻るか」
「うん」


あたしたちは屋上を後にした。


あたしの指に痛々しく巻かれている絆創膏は、


あたしが頑張った証だ。


そう思えたのは、

歩のあの言葉。