「みき。荷物は全部詰め込んだか?」 「うん、詰めこんだよ。」 トラックに荷物が沢山詰め込まれた段ボールを積み重ねる。 この段ボールは最後の段ボールだった。 「ごめんな。みき。 せっかく勉強頑張って新学校受かったのに…」 お父さんは申し訳なさそうに頭を下げた。 「大丈夫だよ。お父さんのせいじゃないから…しかも、あっちの学校も楽しそう!」