「じゃ、成立でいい?」


「わたしは一向にかまわないよ?てか、むしろ嬉しい。」



「そっか。んじゃ、決定ー!俺、黒板に書きに行ってくるわ。」



軽い足取りで黒板の方に向かって
男子にしては綺麗な字で


『白石・結城』


って書いて
異常なほどにニコニコしながら帰ってきた。




それが気にくわないのか


なんか自然とできた
白石くんファンクラブの人たちが睨んできた。



まぁまぁ慣れてきたけど
怖いな…


なんで慣れたかっていうと
白石くんが休み時間になるごとに喋りかけてくるから。



おかげでインキャから進化して
ただのやな奴。