次の日、あたしはいつもの通り真白のもとへ行った。
「真白、昨日はごめんね?」
「別にいい。」
…………、怒ってる?
「真白…?」
「ごめん」
そう言って、真白はどこかへ行ってしまった。
「なんで…?」
涙が出てきた。今までこんなことなかったのに。
あたしがなんかしちゃったんだ。
一通り泣いた後、聞かなきゃ、そう思ってすぐさま立ち上がり走り出す。
「真白ー…ッ」
あたしが見たのは、女の子と歩いてどこかへ行く真白。
「ははっ、あたし嫌われちゃったかな…」
自嘲するような笑いを浮かべた。
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