「デート、ごめんね。でも、そんなカッコしてくる那乃が悪い。」

あたしに背を向けるようにベッドに横になった。

「え、…え?服、変?」


そっぽ向いたまま拗ねたように、


「違う。可愛い。誰にも見せたくない。」


って言った。

本日2回目、ちゅど――――ん。


「真白――!!ふふっ、大好き」


ベッドに寝ているから、ぎゅっとは出来ないけど、真っ赤になっている耳にキスをした。


「――〜…っ!?」


ますます顔を真っ赤にして飛び起きた。


「なの嫌い。」



ぎゅぅぅぅ。



「でも大好き。」